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下関立坑多翼式ダンパー整備工事

  12月2日。山口県下関市の「下関立抗 多翼式ダンパー整備工事」の現場へ行ってきました。 現場は関門大橋のほぼ直下であり、大型船が航行する姿がよく見える絶景ロケーションです。 現場では責任者の杉山さんがリラックスした表情で出迎えてくれました。「午前中に竣工検査があり、大きな指摘もなく無事に終了しました。 ほっとして、やっとゆっくり眠れそうです。」
  残念ながら当日は天候も悪く、高所でもあったため抗内に入ることはできませんでしたが、外観から見ても排気抗の大きさに驚かされます。 抗口の広さは5m×4mで、深さは82mもあり、この排気坑のダンパー6台の撤去、オーバーホール、据付が今回の工事内容です。

初めての大型物件

  「入社以来、メンテナンス本部で細かな物件を中心に担当してきたので、今回のような物件は初めてで毎日が緊張の連続でしたが、事故もなく本当にほっとしています。」 本立抗は関門トンネルでの火災発生に備えた排気設備であり、機能的に万が一のミスも許されない重要設備です。 今回のダンパーは設置以来9年間、火災による可動はないそうです。
  「火災がなく可動しないにこしたことはありませんが、火災が起きた場合は確実に可動して性能を発揮しなければいけません。 人命を守る重要な施設ですからミスは一切許されない。緊張感たっぷりの現場でしたが、その分やりがいも大きく、改めて責任感がついたと思います。 着工前の現場調査に来た時、専用吊り装置が必要だと考えたんですよ。それを施工計画に盛り込み、採用されました。 安全面や工期短縮に効果的でしたね。3tのダンパーを100tクレーンで吊り上げるわけですから、KYや作業前の打合せは念には念を入れて行いました。」
  「安全面では、抗内作業中に人間は勿論ですが工具やボルト落とすような事になると80m下の排気ファンを壊してしまうので、養生ネットを隙間なく張って、取付け・取外しは二人作業を徹底しました。 そして施主の安全パトロールの前日には、山口安全衛生室長にパトロールをやっていただきました。 おかげさまで本番は軽微な指摘事項はありましたが、施主も満足したみたいで、元請からも大変感謝されました。」

3つのてるてる坊主

  「工期的にも安全的にも一番気になったのが天候です。10m/秒の風が吹くと作業中止になります。 10月末に台風が接近した時はクレーンや足場をバラさなきゃいけないかも・・・バラすタイミングは?再設置の期間は?とにかくパニックでしたねえ~。」
  幸いにも台風は四国沖へ進み、大事には至らなかったそうです。今となっては楽しそうに説明してくれます。
  「毎晩、明日の天候が気になってしょうがなかったからてるてる坊主を3つも作りましたよ。」とのことでしたが、十分に効果があったみたいですね。

現場は皆で作り上げるもの

  「大型物件を担当して協力業者の有難さを改めて認識しました。 今までは社内消化が多く、それほど協力業者に頼っていませんでしたが、今回はクレーン、機器据付の協力業者の方々にはずいぶん助けていただきました。 現場は皆で作り上げるもの、チームワークあっての安全・品質なのだと気付かされました。 施主、元請からも施工管理体制には満足いただいたみたいで、我社の社是の素晴らしさを感じました。」 施主、元請を含め現場全体の信頼関係が築けたようで、一言一言が自信に満ち溢れていました。

新たなステップへ

  「エンジニアリンググループに所属しているんですが、今回の経験を生かして営業、積算、修理、施工管理なんでも出来るマルチな技術者になりたいですね。 今回の案件を無事に引き渡せた事は、私自身のいい財産になったと思います。 向こう(門司側)もやってみたいですし、資格取得にも挑戦したいし、なによりも顧客から信頼される技術者になりたいですね。」

施工の匠


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