水を活かす。 〜私たちの技術は、人々の暮らしを支える〜

PROJECT STORY 01 排水のリサイクルをより効果的に。「高性能繊維ろ過装置 F-cap開発」 2015年〜

MEMBER メンバー紹介

事業開発部 水処理プロジェクトグループ 2006年入社 上山 哲郎
事業開発部 水処理プロジェクトグループ
2006年 入社
上山 哲郎

ニーズが高まる水のリサイクルに
性能で応える。

飲用はもちろん、農業、工業にも大量に使われる水。水資源の枯渇は、世界的な課題と言われています。そのような背景の中で、排水や汚れた水をろ過し、再利用する装置の開発を行っています。例えば中国では政府の方針で工場の排水リサイクルを必須にしています。
ニーズの高いろ過装置ですが、従来は性能が十分ではありませんでした。「高性能繊維ろ過装置 F-cap」は、従来のろ過器の課題をクリアにするため開発を開始しました。

従来型ろ過器の課題
  • 濁りの多い水には対応できない(すぐに詰まる)
  • 洗浄のために逆流させる水の使用量が多く、水回収率が低い
  • 濁り(微粒子)の除去率が低い。10μm(マイクロメートル)以下の微粒子はほとんど除去できない
  • 長期的な処理能力の安定性が低い。維持管理の手間がかかる
本製品「高性能繊維ろ過装置
F-cap」の特徴
  • 濁りの多い水にも対応できる。(詰まりにくい構造
  • 洗浄のために逆流させる水の使用量が少ない。
    水回収率97%
  • 5μm以上の微粒子を99%除去する構造
  • 長期の耐久試験実施済み

課題はろ材の開発とその充填方法。

開発にあたって技術的なハードルとなったのは、当社が不得手な素材分野です。ろ材となる繊維の開発には大学や繊維メーカーにも協力していただきました。また、ろ材の充填方法でもろ過性能は大きく変わってきます。候補となる素材と充填方法の組み合わせを何度も試すことによって、必要なろ過性能へと近づけていきました。

すべて自社製。
特許も取得したろ過装置が完成。

最終的には「当社初・すべて自社製」のろ過装置が完成。独自構造により特許を取得できました。逆流による洗浄も簡単で、高い効果を得ることができ、長期間の安定利用が可能です。
長崎バイオパークのカピバラの池にも設置し、耐久試験を兼ねた実用運転を継続中。カピバラの環境も守っています。現在は、工場排水を河川放流する際の浄化や排水リサイクル用途に事業展開するため、全国からサンプル水を集め、実証実験を行っています。近い将来、国内外でこの装置が使われることで、世界の水資源問題への貢献を目指しています。

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